コンセプト

農業と加工・料理・観光などの発信基地として

昔から米どころとして知られ、近年野菜のおいしさも注目されている木島平村。その入口に当たる地点に、雄大な山並みと豊かな水田を背景に、ぽっかりと浮かぶように建っているのが「FARMUS木島平」です。

ここは、木島平村の農業と加工・料理・観光などの発信基地。今、注目を浴びている6次産業化の新しい拠点です。

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全国屈指の「木島平米」や野菜を中心に、旬の食材を提供する直売所。農産物に更なる付加価値をつける加工所。そして、農の村「木島平」の食を発信するレストラン…。木島平の観光案内機能も加えた総合施設が平成27年5月にオープン

元工場をリノベーションした施設


建築家:三浦丈典氏
建築家:三浦丈典氏
かつて工場だった大空間を全天候型の広場として活用しながら、そこにビニールハウスのような透明感のある小屋を貫入させることで、工場内部に光や風を取り込み、構造補強としても機能させます。
来訪者がムラの魅力や情報を得て地元の農産物や特産品と出会えるだけではなく、そこで活動する人々の様子そのものが、まるでショウウインドウのようにムラに魅力的にプレゼンテーションされる場所とします。

ビジュアルシンボルは稲の苗


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木島平村と交流のあった、ルクセンブルクのアーティスト、アラン・ジョンストン氏の描いた稲の苗をビジュアルシンボルにすえて、これから、この稲を大きく立派に育てるという思いを、木島平の農業を発展・進化させていく拠点である「FARMUS・ファームス木島平」の活動の象徴としました。



かつての工場空間を活用し、多彩な事業に取り組みます。


木島平村の姉妹都市東京都調布市や交流している八丈島、静岡県の袋井市や浜松市をはじめ、全国各地域の食と文化の交流をこれまで以上に拡大していくためのベースキャンプでもあります。

そうした施設の目指す役割にふさわしく、様々な食と農の体験プログラムを展開するキッチンスタジオや商品企画の拠点であるインキュターベーターオフィス、また雪の多い冬の期間でも使用可能な広いイベントスペース(マルシェホール)、勉強会や発表会、各種パーティなどにも利用可能な交流ホールなども充実させています。

現在、全国の村々は、人口減少や農林水産業の停滞で厳しい状況に置かれています。村人と都市の人々が力を合わせ、新しい価値を創造し、未来を切り開いていくことが問われています。木島平村は、そうした全国の村々のモデルとなるべく、FARMUS木島平をステージに新しいチャレンジを始めます。